はじめまして。私たちは「遺品整理を越谷市で行っている遺品整理ビーンズ」です。
遺品整理を「まずは自分たちで進めたい」「粗大ごみの捨て方や分別が不安」「業者に頼むタイミングを知りたい」——そんな方に向けた、安心の案内とやり方のアドバイスです。
1. 私たちが大切にしていること
- 安全が最優先:無理な持ち方・危険な作業はしません。必要なら分解や養生(壁や床を守る保護)、人員追加で安全を確保します。
- 説明はわかりやすく:作業手順・時間・費用・発生し得るリスクを、専門用語を使わずご説明。ご納得をいただいてから進めます。
- 記録を残す:立ち会えない場合でも作業前後の写真と簡潔な報告で状態をご確認いただけます。
- 個人情報と想いへの配慮:通帳・印鑑・鍵・権利書・写真・データ機器は最優先で別保管。仏壇・人形などのご供養や、形見のご親族別配送もご相談ください。
- 万一に備える:作業保険(対人・対物)に加入。万が一の際はすぐに報告→復旧のご提案を行います。
2. 自分で遺品整理を進めるための「家まるごとノート」方式
道具は特別なものは要りません。ノート1冊とマスキングテープ、油性ペンを使います。
手順A:おうちの見取り図を描く
- 玄関・廊下・部屋・ベランダ・階段の簡単な間取りを描きます。
- 物を運ぶ道を太い矢印で描き、障害になりそうな物に×印。
- 家具の大きさ(おおよそで可)と、曲がり角・玄関の幅もメモします。
手順B:家族の役割カードを作る
- 「安全見張り」「ドア係」「箱ラベル係」「水分係」の4役に分けます。
- お子さまやご高齢の方はラベル貼りや水分補給の声かけなど、無理のない役割にするのが安全です。
手順C:箱に“絵文字ラベル”
- 箱の四面に絵でラベルを描きます。もちろん文字のみでも問題ありません。
- 食器=
/衣類=
/本=
/工具=
/写真=
/危険物=
- 食器=
- 箱は持ち上げて5秒キープできる重さが上限(目安15kg)。重い本や食器は重くなりすぎないように適度にに分けます。
3. 迷わず進むための「時間割」と安全のための「合図」
時間割(1サイクル=60分)
- 作業40分 → 休憩10分 → まとめ10分
- まとめの10分で写真を撮り、箱数と中身をノートに記録。疲れる前に区切るのがコツです。
- 疲れたら休みましょう。夏は特に水分補給なども忘れずに行います。
声の合図(安全ルール)
- 動き始める前に必ず「せーの!」など声を出すことでタイミングが合わせやすくなります。
- 階段は上の人が声出し、全体を見ながら「止まる・ゆっくり・段差」など短い言葉で声を掛け合います。
- 重い物は押さず・引きずらず、持てないと感じたらすぐ中止しましょう。
4. 部屋ごとの“迷いどころ”とコツ
玄関・廊下
- 最初に通路を確保すると、その後の作業がずっと楽になります。
- 玄関マットは滑りやすいので外しておきましょう。
キッチン
- 同じ種類・同じ素材でそろえると後の分別が簡単です。(鍋・食器など)
- 包丁やハサミは怪我防止の為、厚紙で刃を覆ってから箱へ入れます。
- 調味料などの液体はほかと混ぜず別袋に入れましょう。
リビング・寝室
- 思い出の品は15分だけ時間をとって、処理を考えましょう。選べなかったものは一晩考えてからでも。
- 布団は圧縮袋よりひもで結ぶほうが運びやすいことがあります。
物置・ベランダ
- 植木は水やりを前日から控えて軽くします。お庭がある戸建ては土は地面に戻しましょう。
- 土は小分け袋にして、“土”と大きく書く。
- ペンキ・スプレー・灯油・電池などの危険物は専用箱。
5. 写真の撮り方
- 箱のフタを閉じる前に中身を1枚、箱の外側のラベルを1枚撮影。
- 家具の近くにメジャーやA4紙(大きさの目安)を置いて撮ると寸法が伝わります。
- 思い出の品や、部屋の様子なども撮影しておくと思い出になります。
- たくさんの家族や親族で作業する場合には写真を共有することで途中からの作業にもスムーズに入れます。
6. 粗大ごみの出し方(越谷市の基本の流れ)
越谷市では、粗大ごみは事前予約制です。おおまかな流れは次のとおりです。
- 予約(電話または電子申請)
- 手数料シール(料金券)の購入(案内された金額・枚数)
- 収集日の朝に指定場所へ出す(シールを見えやすい場所に貼る)
※ 家電リサイクル法の対象(エアコン・テレビ・冷蔵庫・冷凍庫・洗濯機/乾燥機)は粗大ごみに出せません。販売店への回収依頼、指定引取場所への持ち込み、または許可事業者へ依頼します。
※ パソコンはメーカー回収が原則です。ノートPCや小型家電の回収ボックス等の取り扱いは最新の市の案内を確認してください。
※ 収集日・持ち出し場所・細かな料金は越谷市の最新情報に従ってください(年度で変更されることがあります)。
7. 分別のコツ(「素材」「形」「安全」の3視点)
- 素材で分ける・1:紙/布/金属/ガラス・陶器/プラスチック。
- 素材で分ける・2:びん・缶・ペットボトル。
- 安全で分ける:電池・スプレー・ライター・薬品・刃物は単独管理。
- 汚れた容器は中身を空にして軽くすすぐ。水抜きが必要な物や穴あけの要不要は、必ず市の最新ルールをご確認ください。
- 迷ったら、越谷市の分別カレンダーや分別アプリを使うと早いです(品名で検索できます)。
8. 自分でやるときの“安全装備”と“家庭にある代用品”
- 軍手+すべり止め手袋(二重にすると安全)
- マスク(ほこり対策)、保護メガネ(100円ショップの簡易タイプでも)
- ひざ当て(タオルを当ててテープで固定でも可)
- 滑り止めマット(玄関や階段の要所に)
- ドアストッパー(厚紙を折って代用可)
- 洗濯ネット(コードや小物の一時まとめに便利)
9. 体と心を守るための小さなルール
- 1人で持ち上げず、2人で声を合わせる。
- こまめに水分、甘いものを少し。夏は冷却タオル、冬は足先の保温。
- 思い出の品で手が止まったら、“また後で箱”に入れてその日は見ない。
- 作業の最後に「ありがとう」を1回言う時間を作る。気持ちの整理が進みます。
10. これだけは無理をしないでください(業者に相談する目安)
- とても重い家具・金庫・ピアノなどの重量物
- 高い所の作業やベランダ越しの搬出、外からの吊り下げが必要なとき
- 大量の危険物(スプレー・薬品・灯油など)やよく分からない薬品があるとき
- 体調が優れない、介助が必要、または退去期限が迫っているとき
- 家電リサイクル対象やPCのデータ処理が不安なとき
※ 無理をしてケガをされる方が毎年います。迷ったら写真を送って相談してください。方法だけのアドバイスも歓迎です。
※遺品整理ビーンズでは食器や調理器具、生活雑貨は籐茶までお持ち込みいただければ買取いたします。
11. 私たちにご依頼いただく場合の進み方
- ご相談:電話・メール・LINEなどでご連絡下さい。オンラインの場合写真があればお見積りの精度が上がります。
- 現地またはオンライン確認:通路・階段・玄関の幅、家具の最厚部、駐車や時間帯の条件を確認します。
- お見積り:分解・養生・人員・所要時間・追加費の条件を事前にお伝えいたします。
- 近隣配慮:必要に応じて管理会社・ご近所へ事前連絡。共用部養生と安全区画の設定。
- 安全作業:合図を統一し、危険と判断したら一時停止。方法を変えて再開します。
- 完了報告:作業前後の写真と簡潔な報告。鍵の返却方法もご希望に合わせます。
12. よくあるご質問
Q. 立ち会いができません。
A. 大丈夫です。鍵の受け渡し(キーボックス等)と写真報告で、遠方からでもスムーズに進められます。
Q. 料金が心配です。
A. 写真と簡単な寸法をいただければ、初回から近い金額をご提示できます。追加が出る条件は前もってお伝えし、合意のない請求はしません。
Q. 供養や形見分けもできますか?
A. 可能です。ご希望に合わせてご案内します。ご親族ごとの形見の仕分け配送も承ります。
Q. 分別がむずかしいです。
A. 素材・形・安全の3視点で分けると整理が早く進みます。迷う品は写真を送ってください。市の最新ルールも一緒に確認します。